TARGET frontierJV(ターゲット) 使い方マニュアル

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■基準タイム

 基準タイムとは、TARGET fontier JVの出馬表等の画面で表示される指数(補正タイムTGXの各指数)を計算する元になる基準となるタイム値のことです。基準タイムは、基本的には、中央競馬の障害戦以外の各レースごとにひとつずつ存在します。


◆基準タイムファイル

 基準タイムのデータは、TARGET frontier JVの起動時にファイル(基本的にはデータフォルダ内のSTX.DATで、環境設定で変更が可能)として読み込まれます。このファイルは、毎週TARGETサポートホームページで公開されます。TARGET frontier JVでは、メインメニュー内の基準タイムファイルのダウンロードと登録を実行すれば、自動的にダウンロードされて、登録されます。料金等はかかりませんのでご利用ください。このファイルの基準タイムは、私が設定したもので、もちろんそれ以外の値を自由に設定することもできます。

 こちらで公開している基準タイムファイルには、2000年以降の基準タイム値が入っていますので、その範囲内で、各馬の補正タイムが表示されます。

 ファイルひとつですので、例えば、ダウンロード等で上書きしますと、過去のものも含めて全てが更新されます。独自に設定されているような場合にはお気をつけ下さい。

 また、基準タイム処理画面で、CSV形式で入出力したり、部分的にクリアすることも可能です。


◆基準タイムとは?

 基準タイムについて、やはり一番わかりにくいところのようで、以前のバージョン公開時には、概念的な内容の説明を求める問い合せが結構ありましたので、私がこの基準タイムに行き着くまでのプロセスを書いておきます。

 競馬では、タイムを予想の重要なファクターとする方法は多いのですが、いかんせんタイムは同じ日ならともかく、時期や場所が違う開催のタイムを比較するのはあまりに意味がないのは、タイムで予想をしようと考えたことのある方ならすぐにわかることだと思います。そこで登場するのが"馬場差の補正"です。これは、ある特定のタイムを設定し、開催場所別・日付別に、そのタイムとの差を記録し、「3回東京3日目は、前の週より1秒遅い」というような表現を可能にしたものです。後の予想時にタイムにその補正をして比較するものです。ですが、1つの数字では、距離が違ったりすれば、誤差が大きくなり、その限界もすぐに露呈します。そこでとりあえず距離別に設定すればその問題は一応解決します。1000万下のタイムを基準とした某タイム理論もこれに近いものです。ですが、同じ距離のレースでも、長距離になるとスローペースになったりして、クラスが上でも逆に遅いタイムが出たりすることもあります。これでは、その理論だと下のクラスの方が力が上ということになってしまい、これもすぐに限界が露呈します。そこで、最終的に行き着いた先が、レースごとに基準タイムを設定するという方法です。これがTARGETの基準タイムそのものです。

 その基準タイムを距離とクラスで補正して、違う距離や違うクラスでも簡単に比較できるようにしたものが補正タイムです。

 もともとはこういうプロセスでできたものなのですが、その基準タイムから得られる補正タイムで各馬の過去の成績を表示することによって、そのレースのレベルがある程度客観的に判断できるために、次の過程であるそのレースの基準タイムの設定を容易にしています。

 最終的に基準タイムを手で入力する意味の重要性を理解していただくために、ちょっと別の角度からの説明をします。まず、「馬券的に美味しいレース」というのは、どのようなレースでしょうか? もちろん1点で的中できればそれに越したことはありませんが、もっと一般的に言えば、「強いはずの馬の人気がその実力に比して明らかに低い状態にあるレース」と言えます。つまり、1番強いはずなのに、2番人気であるとか3番人気であるとか、あるいはそれよりかなり下ということもあるかもしれません。こういうレースは、美味しいレースと言えます。つまり、本当にその馬が勝つかどうかは走ってみないとわかりませんが、少なくとも馬券購入時点で、思っていたよりもオッズが付くという感覚であればそういうレースかもしれません。

 ちょっと難しいかもしれませんが、数学的に言えば、その馬券が当たる確率の逆数よりもオッズが大きい状態であれば、そういうレースと言えます。実際に馬券の当たる確率は誰もわからないので、そのようなレースを見極めるのは困難と言えますが、もしこのようなレースだけを買い続ければ、必ず儲かるはずです。これは数学的に明快です。コインの表か裏かという賭けで、どちらかに2倍を超えるオッズを設定して、それに賭け続けるのと同じだからです。

 では、どうしたらそういうレースを見つけられるかと言うと、これは見掛け上の人気を見抜くということです。レースの人気は、廐舎や騎手のコメントでも作られますが、ほとんどが過去の成績と直前の調子で作られます。直前の調子も基本的には廐舎関係のコメントをトラックマンが評価したものと言えますので、これはかなり怪しいものです。また、調子が良くても力の差が歴然としている場合には意味がありません。そこで一番重要なのが過去の成績です。これを評価してトラックマンが各馬に印を打ち、それによって人気が形成されると言えます。つまり、どういう成績の馬が印を打たれやすいかを考えれば良いわけです。

 一番わかりやすく言えば、前走で同じような条件で2着であれば、人気になる確率はかなり高いと言えます。他にもいろいろと要因はありますが、基本的にはこういう傾向で人気が形成されると言えます。では、前走で、別々のレースだったけどほとんど同じ条件で2着の馬と5着の馬がいたとすると、これはほとんどの場合、前走2着だった馬の方が人気になります。ですが、実はその2つのレースはレベルの差がかなりあり、5着の馬が出ていた方がレベルが相当高かった場合、これは十分逆転の可能性があると言えます。もし本当に5着の馬の方が強いと確信できるデータがあれば、これは前述の「馬券的に美味しいレース」と言えます。さらにそのレースの3着の馬や4着の馬が後日のレースに出てきた場合も美味しい馬券にありつける可能性もありますから、レベルの判断はレース直後だけで決める必要はないのです。5着の馬が勝ってからでも遅くはない場合もあります。実は、ここがTARGETのもうひとつの特徴でもあるのです。コンピュータだけの自動予想ではなかなかこれは出来ません。

 もちろんこんなレベルの差が発見できることは滅多に無いと仰るかもしれませんが、それはそのようなレベルの差に気付いていないだけとも言えます。もちろん、同じ場所の同じような距離で走っていれば、その比較はかなり容易で、そのレベルの差も周知の事実と言え人気もその通り形成されてしまうと言えますが、違う場所で走っていれば、そのレベルの差を通常の競馬新聞程度のデータで測るのは容易ではありません。ここにレベルの差と人気の差の歪みが出る可能性があるのです。さらに通常の競馬新聞では5走程度前までしか判断できず、トラックマンもよほど興味があるようなレース以外はその程度で判断しているはずです。ですが、コンピュータはデータさえ揃えば、初戦からのデータを判断材料として簡単に使用することができます。ここでも人気の歪みを突くことが可能です。

 さて、というわけで、基準タイムの話に戻るわけですが、このレースごとのレベルの差をタイムで設定しようというのが基準タイムで、それを距離やクラスを超えて比較できるように100を基準に補正したものが補正タイムです。ですから、基準タイムとは、レース結果や、レース前の予想でのレベル判断から、このレースというより、このクラス全体の馬の平均でこのクラスを勝てる基準のタイムを推定したタイムとも言えます。ちょっと難しそうですが、簡単に言うと、例えばこのクラス(500万下なら500万下ということ)のメンバーであと数戦した場合、平均的なメンバーの組合せで勝てるタイムはどのあたりかということです。つまり、このクラスでは勝てそうだという馬とちょっと足りないかなという馬の間のタイムということになります。そのレースのレベルが高ければ、当然基準タイムは遅くなり、基準タイムを上回る馬が多くなります。逆にレベルが低ければ基準タイムは高くなり、基準タイムを越える馬は少なくなります。つまり、結果的にレースのレベルを判断していることになります。この設定が実はTARGETの真価を発揮する部分で、もし正確に設定できれば、のちの予想は相当正確なものになると思います。

 もちろん現在でも記憶やちょっとしたメモでこういうレベルの差を利用した予想をしている方はいると思いますが、コンピュータの場合は、全成績を瞬時に参照することが可能ということで、見落すことが無くなるという点で優れているわけです。競馬新聞ではせいぜい過去5戦の馬柱しか載っておらず、記憶やメモを参照してもそれ以前に重要な成績があった場合はおしまいですし、四季報等でも全レースの全馬を調べるということは、現在の新聞の前日売りという状況からしてちょっとつらいものがあります。TARGET frontier JVが予想を支援するという目的の一番のポイントはここにあります。レースのレベルをコンピュータに憶えさせることによって、人間が四季報や成績本を参照しながら何時間もかかる作業をアッと言う間に終わらせてしまいます。

 基準タイムは、成績画面からも設定は可能で、F5キーを押すと入力モードになります。

 それから、基準タイムですが、これはあくまで主観的な要素がかなり入るわけでして、その部分でTARGET frontier JVが予想プログラムとは言えないという理由にもなっています。計算で設定しようと思えば有る程度は可能なわけですが(次に説明します)、それだと他に有る馬場補正的なタイムを使用したソフトと同じものになってしまいます。それはそれで楽なのは間違いないのですが、手入力にこだわる理由はもうひとつあって、それは後の成績からフィードバックして即時訂正が効くということです。それどういうことかと言うと、レースのレベルは確かにレース前にも判断が可能ですし、レースが終わってレース結果からも判断が可能ですが、さらに、そこに出ていた馬が次にどんな成績を出すかによっても判断は可能なのです。つまり、レベルを判断する材料は次第に増えていくわけでして、それはもう事実なわけですから、例えその後のレースひとつを間違った判断のまま過しても即時訂正が可能なわけです。場合によっては6Rが終わったあと訂正して7Rからその訂正した結果を使用するというリアルタイムな処理もTARGET frontier JVでは可能なのです。

 ただし、出馬表から成績を表示させて基準タイムを変更したり設定した場合は、バッファリングの関係上、1回その出馬表のレースから抜けないとその出馬表内での補正タイムには有効になりません。1回他のレースを表示させるかメニューに戻って下さい。

 具体的な基準タイムの設定方法ですが、入力は成績画面でできるわけですが、基準タイムの判断は出馬表補正タイム画面で行って下さい。そうすれば、そのレースの各馬の過去の補正タイムが一目瞭然なので、レベルの判断が容易です。またF9キーで成績画面を表示させて上位の馬を確認してそれらの馬の過去の補正タイムを判断して基準タイムを判断できますし、成績画面からPageUp、PageDownキーで前後のレースのタイムを参考にしたり、開催タイム分析機能を使ってその開催の過去のタイムとの比較も容易です。そして、基準タイムが決定したらF9キーで成績画面を表示させてF5キーで入力して下さい。

 それから、基準タイムの設定ですが、やはり難しいとか面倒という意見も多いので、現在では、基準タイムのファイルそのものをTARGETサポートホームページで毎週提供しています。




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